自律神経のバランスが崩れることは機能性の障害なので、肺炎などの感染症のように原因となる細菌を殺せばすっきり治るというものではありません。自律神経の失調を治していくため、また予防するためには、病院にかかり医師に頼るだけではなく、自分自身で治していく、防ぐ努力をすることが非常に大切です。自律神経の乱れを起こさないような心と身体を作るためのセルフケアを心がけましょう。
★生活習慣のセルフケア★
◎睡眠
生活リズムが整うと自然と自律神経のバランスも整ってきます。朝目覚めたときに疲労感もなくたっぷり寝たという爽快感があることが大切です。
◎栄養
偏食をしていると身体の調整機能が低下します。楽しみながら食事をすると胃腸も快調に動きます。
◎運動
自分の体力にあった運動を選び、それを長く続けると、自律神経の乱れに強い身体を作ることができます。ストレス発散のいい機会にもなります。
★ストレスケア★
◎仕事と休息のけじめをつける
緊張とリラックスが毎日の生活の中に適度に配合されていると、心身のバランスが整ってきます。
◎気分転換の方法をもって遊び上手になる
ストレスが多いときほど「他の事をしてみよう」とすることが大切です。
◎外の世界に目を向ける
家庭や会社以外の自分の居場所を見つけることも発散法のひとつになります。自分の周囲しか見えない人、外に目を向けない人にとって自分が被ったストレスはあたかも巨大な化け物のように感じてしまいます。
◎頭は使っても気は使わない
人がいい、人に左右されやすい、人に気を使いすぎる性格はストレスを抱え込んでしまいます。
◎あるがままの姿を受け入れる
理想にとらわれすぎないで現実をあるがままの姿で受け入れる心の強さが必要です。
◎自分の生きがいを持つ
人に転嫁したものでなく、自分自身の目標をもって生きることは心の健康を保ちます。
◎人に相談する
他人に話すことで頭の中が整理されます。また他人の意見を聞くことで視野が広がり、内面生活が豊かになります。
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